【美しが丘】動きがある作品は見応えがある、みんなの評価も高い
動きと大小・遠近が表現されている。ソリか枝につかまっているのかと思ったが、画面右に指がある、つまり3本の指に捕まっているこびと。
これだから1年生の作品はピカソ級!
大きく沿ったきつねの体がいい
動きに大小の人物、山姥は頭から手、さらに足へと遠近をつけている。
さすが、昨年の「読書感想画コンクール」『最優秀賞』のなつきちゃん。
なつきちゃんの考え・主張が伝わる。
泳いでいるような人物の動きが面白い
人物の大小
【美しが丘】墨汁で「なぞる」と「描く」の差
美しが丘教室の読書感想画下描きの発表会がありました。
どの作品も充実していました。
発表会の後、「墨汁でなぞる作業」に入りましたが、最後に写真を撮りながら「大きな差」を見つけました。
4年けいいちろうくんの作品は発表会でもみんなの評価が高く、主役の人物に大きな動きがありいい作品でした。
3年さえちゃんは発表会では評価が低かったです。それもそのはず、ただの鳥を二羽並べたような変化に乏しい作品でした。
しかし、墨汁後の作品を見ると活き活きした3年さえちゃんの作品となにかつまらないような4年こうしろうくんの作品になっていました。
この差は何でしょう・・・
もう一つの作品、3年なつきちゃんは発表会で評価が高い作品です。主役が大きく動きがあります。
なつきちゃんの作品も活き活きしています。
こうしろうくんはただ鉛筆をなぞっただけです。だから一本調子のなぞり書きの線になっています。面白い足がよくわからなくなっています。
さえちゃんとなつきちゃんは墨汁で描いています。竹ペンや割り箸を鉛筆のように使い描いているのです。
線に強弱などあり線が活きています。
【南ヶ丘】4年ともひとくん、色に深みがあり美しい
【南ヶ丘】3年まおちゃん、細かさと力強さ
絵の具は力強く、ペンでの作業は細かくできています。
【南ヶ丘】1年ふうかちゃん、中間色が美しい
雪だるまと背景の色彩の豊かさは素晴らしい。
また、その中間色が美しい。1年生なので考えずに色を混ぜて塗っているはずだ。思いつくまま塗るとこんなに夢のある色になるのですね。
【春日】3年はるかちゃん、6年りのちゃん、発表会でみんなの評価が高かった
【春日】6年かずきくん、鉛筆のインパクトは強い
鉛筆が自分のものになりつつある。すごい!
【美しが丘】1年けいくん、みごと、根気強さが素晴らしい
【美しが丘】2年かほちゃん、色が濃くなり、時間を感じる
【美しが丘】4年はるかちゃん、成長著しい
【美しが丘】3年なつきちゃん、端から端までどの色も美しい
【美しが丘】3年さえちゃん、ユニーク構図と色彩が見事
【南ヶ丘】5年けいたくん、重みのあるいい色
【南ヶ丘】3年まおちゃん、完成が楽しみ
【春日】4年そうめいくん、色の整理をしてやっと落ち着き良くなった
【春日】3年はるかちゃん、傾斜した人物群と輝く肌色が最大の魅力
【春日】2年ようきくん、傾斜した朝顔と人物の組み合わせがいい
【美しが丘】3年みづきちゃん、濃い緑や藍色が美しい
動きが少ないが、背景の黒板の緑、洋服の緑、どれもたいへん美しい緑色です。髪や墨汁の黒線がなかったらボケてしまいそうですが、かろうじて黒線が残っていることが緑をより鮮やかに見せています。
手前の紫系の色と濃い紺色もとても美しいです。
左から3人目と下の人物画もっと傾斜していたら、動きがでて良かったでしょうね。
【美しが丘】3年なつきちゃん、なつきちゃんらしい作品になりつつある
人物の色の良さがしっかり見えるようになってきた。なかなか色の工夫がありいい色がでています。
【美しが丘】1年けいくん、進むにつれ丁寧だからはっきりしてきた
背景の黄土色を塗ることで人物画浮き立ちよくわかるようになった。
けいくんも1年生だが丁寧。しかも男の子。普通は多くの部分がはみだすのだが(はみ出すことも勢いがあっていいが、多すぎると形がわからなくなる)、けいくんは実にていねい。だから、中心4名の動きがよくわかる。
低学年らしい、面白い作品です。
【南ヶ丘】1年ふうかちゃん、ていねいで美しい色づかい
ふうかちゃんは1年生、1年生なのにこの丁寧さは素晴らしいです。
黒い線からはみ出さないように、そして黒線まできっちり塗っています。
カラフルな雪だるまですが、色が微妙に変化して自然と色の工夫ができています。色彩感覚もいいですね。
【南ヶ丘】4年ともひとくん、いい色・いいタッチの色がでている
濃い絵の具を雑に塗り、形がわからなくなる傾向があるともひとくん。
赤と青に濃淡と筆か指のタッチ(跡)がのこりなかなかいい感じ。
このまま進んでほしいですね。
【春日】6年ことみちゃん、着々と自分の世界を深める
ことみちゃんは昨年の5年生から急成長して、知事賞や大賞など多くの賞を取ったがさらに進化しているからすごい。
ことみちゃんの特徴は濃い色を塗らずに、淡い色を何度も何度も塗り重ねて、それなりの深みと強さを持った色調をつくりだすことだ。
この作品も塗り重ねることで、作品が主張を始めだした。
存在感の主張だ。
次回で終了するが、背景の子どもたちにもう少し表情を入れてもいいだろう。そのほうが自然のように思える。
【春日】6年かずきくん、面白い雰囲気の作品
6年生になってからのかずきくんの作品はどれも「こだわり」が強く感じ取れる。鉛筆で塗りつぶして完成した強烈な個性の「自画像」も良かったが、この「給食配膳」も淡々とした色調で面白い。
背景以外は墨汁や黒絵の具を活かした淡い着色を多用している。
色が薄いと弱々しく感じるものだが、それが全くない。
墨汁と黒絵の具を活かしきっているからだろう。
【春日】6年りのちゃん、色鉛筆がキラキラ美しい
コツコツ、何時間かかっただろうか、家でもかなりの時間を費やしているはずだ。「自分画Ⅰ」「自分画Ⅱ」がやっとここまでできてきた。
りのちゃんは努力家、「頑張った」とアピールすることはないが、色鉛筆で濃く画用紙の白を塗りつぶしこのような状態にすのは、相当の根気や根性がいるはず・・・
濁りのない鮮やかな色鉛筆の色彩がキラキラして眩しい。
【美しが丘】6年ゆうきくん、2人の人物がはっきりしてきた
前半は2人の人物が同じような色ばかりで、はっきりしていませんでしたが、後半の着色で手前と奥の人物がはっきりわかるようになりました。
背景に次の順番を待つ生徒を2人ほど描くことができたら、さら良くなるでしょうね。
【美しが丘】4年はるかちゃん、しっかり塗り込まれている
美しい肌色と黒褐色の笛と髪、そして白いシャツ、コントラストが鮮やかで濃さもあり強さを感じます。
しつかり描き込まれている作品です。
【美しが丘】2年かほちゃん、肌色の工夫で魅力倍増
「学校の一場面」は必ず人物が主役になっています。
人物の着色で大切なのは肌色の工夫です。
この肌色がどのように工夫されるかが作品のできに大きく関わります。
「4つの肌色」をホワイトボードに書いて、話をして・・・
すぐ実行していたのはかほちゃんでした。
かほちゃんの肌色はいい色が出せています。
この肌色だけで魅力ある作品になっています。
【美しが丘】1年けいくん、やはり面白い構図
けいくんの構図も人物と中央の棒が傾斜しています。
何やら1年生らしく面白い絵になってきました。
【南ヶ丘】3年まおちゃん、最初の作品にみんなの評価が集中
読書感想画の発表会、全員が3年まおちゃんの作品に手を上げた。
「動きがあるむ「遠近がよくわかる」「へびの模様が細かくてきれい」「顔がとくに大きい」・・・その通りです。
みんなの評価は正しいです。
するとまおちゃん以外の作品には1票も入りませんでした。
ということは、「良くない」ということですね。
その評価も正しいです。みんな何かが足りません。魅力がありません。
【春日】4年ゆうきくん、ゆうきくんらしい色使いでいい感じ
ゆうきくんらしい色使いで濃くはっきりしています。
白が全部に入っていることが少々気になりますが・・・
背景に順番を待つ子どもが描かれて奥行きと空間ができています。
一番右の手は誰のどうしようとしている手でしょう?
真ん中の小さな手をもっと大きくしてください。この手がとても大切です。主張しないと。
【春日】3年はるかちゃん、重ね塗りでもっともっと良くなる
この作品も傾斜した人物画が画面の動きと流れを作り出している。
構図は2年ようきくんと同様、見事である。
この作品がさらに良くなるかどうかは着色にかかっている。
いい肌色がでているが、まだまだ弱々しい、さらに何度も重ね塗りをすることで深みがでで来るはず。
【春日】2年ようきくん、しっかりしてきた
右に傾斜した人物と反対の左に傾斜した朝顔、色がはっきりしてきたのでバランスの頃合いが見事に思える。