2022「福岡県動物画コンクール」10/31(月)
『金賞』
・のぞみが丘小5年紗慧ちゃん (美しが丘)
10日程前に結果が届きました。
さえちゃん1人の入選だけでした。
昨年は入賞2名、金賞6名、銀賞4名だったと思います。
一昨年も同じような入選者数です。
あまりの違いに何かの間違いかなと1週間待ちましたが新たに通知や連絡は来ませんでした。
福岡市動物園のコンクール企画担当者に電話しました。
申し訳なさそうに「1名で間違いないのです」と。
審査員が福岡市の中学の先生に変わったこと、まんべんなく25の賞がいくようにとお願いしたとのこと。
「まんべんなく・・・」例えば25の団体にまんべんなく25の賞がいくようにすると1団体1つになります。
それはコンクールではありません。
「代表者作品展示会」です。
「春日市弥生の里児童画大賞展」の審査員はプロの画家・彫刻家、計4名で審査します。
この方針は画塾から出品を始めた10年前から変わりません。
だから毎年同じような入選者数です。
ここに僕はこのコンクールのレベルの高さを感じるのです。
企画運営のしっかりしたコンクールの証拠です。
太宰府天満宮の「天神の森スケッチ大会」や「まどかぴあ読書感想画」はプロの画家や彫刻家が2名ずっと審査されています。
「ジュニア青木繁展」は久留米連合の美術会員が多数で審査されます。
規模が小さいコンクールは運営が大変です。
来年もまた、動物画コンクールに出品します。
【美しが丘】 、子どもの頑張りと力は素晴らしい。2021-12-17
南ヶ丘教室に続いて今日は美しが丘教室の「形と色の練習(自画像)」、昨日の南ヶ丘では着色をしようと最後を少し急ぎすぎたが美しが丘では着色を次回にしたので、全員大きく活き活きとした自画像が描けた。
この様な「活きた自画像」を観れるから絵画教室の講師をやめれない。
予想以上の作品になったときの喜びは大きく、子どもの力に感心させられる。
中学教員時代からよく思っていた「子どもの限りない可能性」を今日も感じ取ることができた。
どの作品も目鼻口、顔の輪郭・髪の毛などよく観察し画面いっぱいに大きく描くことができている。
小学生でこれ程の作品が描けるのも毎月の課題に真剣に各自が向かい合っている証拠です。
美しが丘教室、「自分画・自画像」が充実していた 2021-12-10
どの作品も力作ばかりで大変充実していました。
「ジュニア青木繁展」出品が楽しみです。
南ヶ丘教室 4年みなとくん、初めての作品は「ゾンビ」なのだろうか 2021-12-2
4年生のみなとくん、初めての作品は「歯科検診」。下描きはとても面白いものになっていました。
着色は3回目で本人としてはできあがったようです。
4回目は横についてアドバイスが何度か必要であろうと思われたので、座席をあえて1年生2人の席に移動させました。1年生2人の所へはどうしても行く回数が多いですので、みなとくんにもアドバイスしやすいと考えました。
4回目の今日はこれからどうしていいのかわからないようでした。
最初のアドバイスは白衣・青い服・肌色どれも一色で終わっていること、色に工夫がないので1年生の作品を参考にしながら「色の工夫」のアドバイス。
そしたら服や肌色が黄・緑・青・水色・ピンク・白などの水玉模様になっていました。
どう混色し工夫したらわからない様子。
私は筆をとり青い服を「赤い青・白っぽい青・黒っぽい青・・・」など塗って見せました。
「水玉模様ではなくこの様に色の変化をつけてくことが色の工夫だよ」と。
次に見たときは、男の子の肌色が大きく変わっていました。
いろいろな色で汚れていました。
「いい色だ」「そういうことだ」と。
次は白衣の色が大きく変わっていました。実にいい色です。
背景の水色も変えようとしています。
最後に作品の写真を撮るとき、みなとくんは「ゾンビのようになった」と。
しかし、それでいいのです。
汚すことから始まります。
3回目の色は誰でも真似ができます。
しかし4回目の肌色と白衣の色を真似るのは難しいでしょう。
だからいい色なのです。個性的な色なのです。
ここから更に美しい色に仕上げていけばいいのです。
引き出しの多い子どもはいい作品につながりやすい 2021-11-12
1年程前だったでしょうか、確か美しが丘教室のさえちゃんが今までの画像をファイルに綴じていて、下描きがうまくいかなかった時や背景の参考に今までの画像があればとても役立つことを伝えました。
直後は多くの子どもがファイルを持ってきていましたが、最近は見ることが少なくなりました。
昨日、美しが丘教室で3年かほちゃんと4年さえちゃんが画像を綴じてあるファイルを持っていました。
「後ろにもう1人描いて・・・」「背景に何か描いて・・・」など伝えることは多く、なかなか描けない子どもいます。
この時役立つのが引き出しの多さ(画像ファイル)です。
引き出しが多いことはいろいろ応用がききます。
いいことはぜひ参考にしてほしいものです。
理解ができていた美しが丘教室 2021-10-23
2回目の発表会で「奥行き」を問いましたので、3回目は春日・美しが丘教室で最上位とそうでない作品画像を見ながら、「なにが違うのか」をみんなに問いました。
美しが丘教室は4年生以上か多いこともあり、多くの意見がでました。
また、ずばり原因を言い当てた言葉も多いことに驚きました。
ワンステップ、上を目指して 2021-10-17
コロナで振り回されている昨年と今年ですが、「MOA福岡美術館児童作品展」「弥生の里児童画大賞展」入賞・入選が例年以上に多く、それは子どもたちが頑張ってくれた証でもあります。
「門司港レトロ・美しい景観」の発表会では「奥行き」を問いました。
少しわかった子どもは修正で絵が変わり、次の課題では絵に何かしらの変化があるのではないでしょうか。
次の課題「自分画(又は自画像)」が楽しみです。
選外と入選の差
この答えは簡単です。
下描きがつまらないからです。
下描きの参考にする「画像」はどうでしょうか?
子どもがとても描けそうにない画像を選ぶ、何が主役かわからない画像、ごく普通のどこにでもありそうな画像ではいい下描きに結びつきません。
画塾は写真を選ぶお母さんとの「二人三脚」なのです。
「絵」は個性です。自己主張です。選択する写真も同様です。
入選と個人賞の差
下描きと着色の差。
個人賞の作品の多くは「色が濃い」です。
薄い色は主張が弱いです。
色はまず濃く、しかしこの「濃く」をなかなか実践できません。
簡単そうで実際にできないのが「濃さ」です。
濃くできたら次の難関は「色の強弱」。
「強弱」も理解できていても実践ができない。
「弱」は薄い色です。
水のように薄い色です。
濃い色の上に薄い色を重ねる「重ね塗り」が実選できるようになると絵に深みがでます。
「発表会」が絵を学ぶ近道
「構図」の意味を理解するには「発表会」に積極的に参加することです。
画塾の「発表会」で「いい絵・おもしろい絵」がわかってきます。
何が「動き」で、何が「奥行き」「空間」なのかは発表会で学ぶのが近道。
下描き・着色のヒント
下描きの参考にする写真が重要 2021-4
下描きが良くないのは、参考にする画像がつまらないからだ。
画像は誰が選んでいるのか。
本人が選んでいるのなら本人の責任ですから仕方ないです。
しかし、お母さんがネットや家の写真集の中から選んでいるとしたら、選んでいる人にセンスがないのです。
そうなると子どもがかわいそうです。
まず、家の写真集にはいいものはありません。
記念写真ばかりなのですから。みんなで集まって「はいチーズ」では動きも何もありません。今日は楽しかったね「はいチーズ」までの過程の動きのある写真がいいのですが、ないでしょう。
なつきちゃんが兄ちゃんと一緒にした「どろんこ遊び」の写真を持ってきていました。顔と服が泥だらけです。しかし、「2人並んではいチーズ」の写真なのです。どろんこ遊びならどろんこになりながら遊んでいる写真でないと・・・ネット検索したらあるはずです。
可愛い動物最悪です。
かわいいウサギ・犬・イルカ・カブトムシ・クワガタ・モルモット・・・かわいいものは最悪。誰が描いても同じようなものは最悪。
動物や虫をどうしても描きたいときは「牛」「ゾウ」「キリン」「カマキリ」「カエル」「ザリガニ」です。
きれいな花、最悪です。
コスモス・パンジー・・・花を描くなら茎があり葉があり花がある、蕾みもある、咲きがらもある・・・そのような草花を選択してほしいです。
格好いいスポーツこれこそ最悪の代表。
格好いい=可愛い=きれい これらには個性がありません。
格好いいスポーツを描くひとが良くいます。
なぜ描くのでしょう。
かっこいいからでしょう。かっこよく描こうとするからできた作品のつまらなさは天下一品です。ひとつ間違うとマンガの世界になります。
自分の「うまさ」を見せびらかしているような作品は個性がなく最悪の作品です。私はバスケットやサッカー・野球・テニス・・・格好いいスポーツの作品に感動した経験はありません、そのような受賞作品を見たこともありません。
しかし、かっこ悪い「大相撲」の作品には幾度となく感動させられました。スポーツを描くなら不格好な「大相撲」です。
または、運動会の「かけっこ」「綱引き」などはいい作品の題材になります。動きがあり複数の人物の組み合わせができるからいい構図の作品ができやすいです。
困りましたね。美しが丘教室。
来週も下描きをしたいほどです・・・
以前、「画塾はお母さんとの二人三脚のようなもの」とブログに書いたことがあります。下描きの材料を探すお母さんの役目が重要なのです。
「ネット検索で頑張っていただかないと・・・」
肌色をいろんな色で汚そう
基本の肌色、今日の課題は「肌色を汚そう」です、「低学年は10色の肌色を塗ろう」です、やっといろいろな色で汚れてきました、わかりやすいのはやはり低学年、いい色です、これらの色を「美しい」と感じることができるかどうか・・・それが難しいなら「先生がこれらの色を求めている」と理解できるか・・・が大きなポイント、高学年の肌色はつまらないことが多いです、「崩そう・挑戦しよう」がないならつまらない肌色で終わります、つまらないはだいろは美しくありません 2019-10