画塾の時間に「絵は筆でたすだけではない、引くことも重要」「最後は薄い色を重ねて深みを増す(重ね塗り)」「絵はきれいなだけでは魅力がない、汚すことも必要」など、ことあるごとに伝えていますが、小学生が実践するのはとても難しいことです。
小学生にわかりやすい他の方法で「引き出し(武器)」が増やせないかと考え、この夏の特別講座lesson1・2・3をパープルプラザで実施。
春日教室の6年いおりちゃんの作品がたった1回の実践で、作品に奥行きと色調の豊かさが増し一変したことには驚きでした。
作品にあった「引き出し」を選び使いこなすことができれば、作品の色合いが豊かになるのです。
「引き出し(武器)」を増やす機会をこれからも作るべきと考えます。
低学年はいらないことを覚えるより筆でぐいぐい描き続けるべきで、必要のない「引き出し」です。
今後も希望者のみ参加する形式ですが、10月・12月にlesson4・5を計画しています。
春日教室6年いおりちゃんlesson3版
この差はどうでしょうか、一変しています。
きれいでていねいな作品だが何か物足りないから、色調豊かな作品に生まれ変わっています。淡い中間色が加わったからです。
奥行きも感じます。
衣織ちゃんは2つの「引き出し」を見事に使いこなしています。