【春日】3年はるかちゃん、家で修正してずいぶんよくなった、しかし比べてみるとマイナス面もあった

3年はるかちゃん1枚目 大きい。表情や動きがあって断然こちらがよいが、手に持っているものの意味が弱い
3年はるかちゃん、クマを大きくして意味がでた、しかし女の子の表情は前回のものが断然いい

女の子は手に持っているものにニンヤリ、しかし手に持つものが小さくてニンヤリに値するものが疑問が残り意味を感じなかった1枚目。

はるかちゃんは自宅で描き込みをしてきた、女の子がウットリする表情、そしてウットリするものの意味あいがはっきり判る。大変よくなった。
しかし、比較すると女の子の表情は断然1枚目がいい、ニンヤリした表情が活きている。修正版はウットリになりまとまりすぎた。普通になった。顔に絵としての勢いがなくなった。
ここに絵の難しさがある。なぜニンマリをウットリにしたのか・・・
さらに良く見ると顔の大きさがずいぶん小さくなっている。まとめようとすると小さくなりがちだ。前回の作品はお父さんより前にいるから大きな顔で遠近がはっきり出ている。修正版は2人の顔の大きさが同じになり遠近がなくなった。人物の勢いがなくなったのが残念。

【春日】2年ようきくん、発表会後の修正

2年ようきくん 人物を大きくしてよくなった

発表会を受けてようきくんが馬に乗る人物を大きくした。
このことにより、主役が馬から人物になった。同時に作品も大きく感じるようになった。

【美しが丘】5年みきちゃん、味のある作品

5年みきちゃん

ただうまい作品は魅力がない。
それは個性がないからだ。
真逆の作品がみきちゃんの作品。
みきちゃんは決してうまくない。うまく描こうとしても、どこかずれにずれが生じてちょっぴりおかしくなったりする。
この作品の左側の大きなペンギンもやたらくちばしがとがっていてペンギンの可愛さがない。
しかし、残りの3匹はユーモラスで可愛い。
色の工夫がいい、みきちゃんの着色は荒い。
その荒さが力強さと個性につながつている。
印象に残る作品だ。

【南ヶ丘】5年はづきちゃん、素直さが絵に活きている

5年はづきちゃん

はづきちゃんは墨汁の線が消えない程度に一気に黄土色を塗っていました。
そのあとで薄い絵の具を叩きつけたりのいつものはづきちゃんのパターンに持って行くつもりのようです。
しかし、そうすると丁寧さや時間をアピールする場面がなくなります。
この作品は細かく描かれています。
丁寧さや時間を感じさせることが必要と思いました。
はづきちゃんに1つずつ丁寧に墨汁の線を残して塗るように伝えました。
はずきちゃんは素直ですからすぐにその通りに丁寧に塗り直し始めましたが、全部が同じ色です。
色の工夫がありません。
色の工夫をしながら丁寧に・・・と伝えてできあがったのが途中までのこの作品。
丁寧と時間を感じるからいい作品に見えるようになりました。

【春日】 2年ようきくん、雰囲気がいい

仔牛が大きいからとても大きく見える作品です。
仔牛の白と黒、男の子の赤、コントラストがはっきりしていて美しい。
また、背景の空の色や地面の草もとても工夫してあり見応えのあるある作品に仕上がっています。
やはり人物は面白いです。

美しが丘 3年さえちゃん、作者の気持ちが伝わる 6/19

3年さえちゃん

申し分のない色です。
仕上げで濃くすることができ、さらによくなりました。
3年生でここまでの色が出せるのは魅力ですね。
着色の基本は混色だと再確認させてくれます。
黒褐色が美しいです。
形がはっきりしなくなったから最後に墨汁を使わせましたが、墨汁も活きましたね。
このネコを描きたいとのさえちゃんの気持ちが伝わる作品です。
残念なのは、構図。手前のどちらかのネコを大きく描くことができていたら、いい構図になっていたことでしょう。
犬より猫が絵になりやすいです。次の作品もさえちゃんちの「黒猫」にしたらいいと思います。

美しが丘 いい感じになりつつある植物画 6/12

どちらにも共通していることは、「大きい」ということ。
いい感じになりつつあります。
次回最後の仕上げで、どう色の「深み」を表現できるかでしょう。

【春日】3年いおりちゃん、あたたかい作品

春日東3年いおりちゃん

春の桜が満開の中、お母さんのおなかの上で楽しそうにする女の子。
色も濃く混色ができ、濁色もあるから美しいです。

【春日】3年あきひろくん、なにやら面白くなった

春日野3年あきひろくん

最後の仕上げにあきひろくんが選んだのは「墨汁」。
結果として、それまでぼやけはっきりしなかったものが、はっきりするようになりました。すると絵も引き締まって、面白く感じるようになりました。
なにやら愉快な、楽しそうな作品です。

春日教室 3年はるかちゃん、徹底すると存在感が増す 6/10

春日東3年はるかちゃん

構図的には大小はあっても全てが正面からのもので面白くないのだが、時間がかかる色鉛筆をここまで徹底して濃くしたことで作品の存在感が増したように思う。
目を引くし、美しく感じるのはまちがいない。

【春日教室】2枚の色鉛筆画面白い

色鉛筆は濃くならないので大変だ。はるかちゃんなどは半分の時間が鉛筆削りの時間になっている。しかし、濃くすることで作品が主張し始めたから面白い。
りのちゃんは昨年から挑戦している登校時の靴箱の景色、少し違った色鉛筆を使用しているので鮮やかで濃くすることができている。でも、時間がかかるよね。あと1時間で終了です。大丈夫でしょうか。

【「自分画」自分を主題としたものは面白い】

南ヶ丘が終わり自分画の下描きが全員できた。
そこで思ったことは「自分を主題としたものはやはり面白い」ということ。
かほちゃん・こうしろうくん・はるかちゃん(美しが丘)、紅羽ちゃん(南ヶ丘)、ようきくん・いおりちゃん・かずきくん(春日)は自分が主人公であり何処にでもあるような写真ではないということ。
みんな自分の写真の中から面白うそうな物を選んでいるから一手間かかっている。
3年くれはちゃんは学校の雲梯で遊ぶ自分をお母さんに何枚も写真に撮ってもらい持参した。この時点ですでにくれはちゃんかお母さんは「雲梯でこの様にしたら面白いだろう」と構図まで頭の中にある。
だから動きのある構図の作品が生まれる。

図鑑は使い勝手がいいが、自分で構図を考えることはまずない。図鑑だから見やすく真横や正面が多、すでに動きのないものになっていることが多い。たくさんあるものの中からどれにしようかな・・・図鑑任せのような気もする。
自分らしい作品にするためには、ただ写すだけではいけない。
どのように自分で構成し直すことができるかであろう。