6月の課題 『夏の自由画』
応募対象コンクールは「MOA福岡」「MOA春日」「MOA大野城」「MOA筑後」
自由画は「福岡空港」「動物画」「太宰府天満宮スケッチ」などのテーマといえるものがありません。
自由に好きな物を描くことができる反面、【何を描くか】が大きなポイントとなります。
観る側(鑑賞者・審査員)が自由画で最初に目を向けるところは「面白いか」でしょう。
5月28日春日教室・29日美しが丘教室の子ども達が2枚の下描きを描きました。
「どんな絵が面白いか」という視点で少しコメントをします。
6/12
【美しが丘】4年じゅんくん

だいぶ明暗がついてよくなりました。
明るい所は白を増やすだけではなく、白っぽい黄色や白っぽいピンクなどあってもよさそう。
同じように暗いところも、ただ黒く塗るではなく黒の工夫がほしい。
【美しが丘】4年けいくん

けいくんが「まずいこと」をしています。
大小のサルが同じ色だったので「同じ色だから区別がつかなくなっているよ」と伝えたところ、このようになっていました。
左側の小さなサルを黒の絵の具で縁取りしています。
これをするとその線が目立ちすぎて、「形や境目をうまく表現できなかったから黒い枠で囲みました」と言っているようなもの。
これをすると作品が終わります。
さあ、けい君はこのあとどうするでしょうか。
【美しが丘】4年こころちゃん

色の使いすぎでしょう。
青・緑・赤・黄色・茶・グレー・オレンジ色・ピンク・・・
以前の色の塗り分けのようになっています。
小学1・2年生なら「おー面白い」と思いますが、ゾウの形(描写)と色とりどりは一致しません。
ゾウの体はグレーでしょう。
左側の耳のようにグレーでゾウの大きさや重さを感じさせましょう。
グレーを工夫しましょう。
【美しが丘】4年しゅんくん

この作品も異彩を放っています。
ひと味もふた味も違っています。
細い墨汁の線を見事なまでに残しきっています。
弱々しく見えないのは墨汁の線を残す絵具の濃さと細やかさがあるからでしょう。
しゅんくんの作品にある程度大きな人物が入ると異彩を放ちます。
福岡空港の人物・動物画の人物・そしてこのトウモロコシの人物。
3作品とも人物がしゅんくん特有の表現で、面白いと思ってしまいます。
すでに自分の世界があります。
この作品も背景のトウモロコシの規則性も大きな魅力です。
普通なら「一本ぐらい傾かせて」や「交差させて」と言いたいところですが、この規則性が面白い。
色の工夫、色に原色が多いのでここを超えられたら、更に異彩を放つ魅力的な作品になるでしょう。
【美しが丘】5年みくちゃん

水彩絵の具らしい濃淡が魅力的です。
構図もほんとおもしろい。
6/11
【春日】2年ゆづきちゃん

1本の茎と5枚の葉・・・
あっという間に塗り終わりそうな所をゆづきちゃんは時間をかけました。
元々こだわりというか気に入ったところには時間をかける傾向がありましたが、今回は時間をかけただけの美しさがあります。
1枚ずつの葉が異なる色と模様で塗られています。
夢の世界の茎と葉と小さなカタツムリ。
上の花びらはどのように塗るのでしょうか?楽しみです。
講師のつぶやき「ゆづきちゃん、色の秘密はパレットに」
【春日】2年るりちゃん

顔の肌色がとてもおもしろい。
手は色を使いすぎて肌色でなくなっています。
スイカはみずみずしさが表現されています。
【春日】2年るなちゃん

るなちゃんの強烈な個性とセンスで美しいクジャクが表現されようとしています。
強烈な青の周囲には強烈な赤・・・
原色ばかりかというとも花と体をつなぐ茎にはしっかりと混色した緑系が使われています。
つまり、強烈な原色と彩度を落とした混色の組合せがあるから美しさを感じるのです。
濁った色があるから原色をさらに強く感じることになります。
素晴らしい作品。
【春日】2年うたちゃん

うたちゃんの絵もおもしろい。
いい色です。
おもしろい肌色の表現で誰にも真似できない。
ますます、葉を抜かれるのをイヤがっているように感じます。
【春日】3年みのりちゃん

細かい羽に時間を感じ美しさを感じます。
墨汁の線が半分ほど消えています。
これがいいのです。
全部消えたらわかりづらくなり、全部残ると黒線ばかりが目立ちます。
【春日】3年こはるちゃん

水彩絵の具らしい着色でここまでは順調です。
次回で白いところを塗り終わるでしょう。
その後、5回目でこはるちゃんはどうするか見てみましょう。
【春日】4年まもるくん

いい絵ですが、色がつまりません。
まもるくんになんども伝えましたが、伝わりません。
次回また伝えましょう。
左側にはみ出した手を外から入れると良くなりそう。
【春日】5年めいちゃん

色がめいちゃんの色になりつつあります。
指ではありません。
蝶の羽です。
黒い線がハッキリしすぎていたので、ハッキリさせないようアドバイス。
強さを消すため上から絵具を重ねています。
それがいいです。
濃い色の上にうすい色を重ねると色に深みと落ち着きがでます。
色の強弱・色の重ね塗りが蝶の羽に深みと落ち着きをだしています。
それに比較して指はまだ強さだけで、ケバケバしいです。
【美しが丘】4年じゅんくん


右の男の子の頭を傾けるようアドバイス。
いつの間にか口も変わっていました。
期待した変化はあまり感じませんがいい作品であることには変わりません。
【美しが丘】4年しゅんくん


やり直しの難しさがあります。
少年は右の方に移動し変な空間がなくなりすっきりしました。
しかし、背景のトウモロコシは前の物が繊細で規則正しくとてもおもしろい。
少年の顔もよく見ると上の作品がほおがゆがんでいておもしろい。
さらに、トウモロコシをほおばる口も前の作品がゆがんでいておもしろい。
こういうことは良くあることです。
描き直して良くなるところとマイナスになると所がどうしてもでやすいです。
仕方ありません。
しゅんくんは規則性のある細かい物が得意でそれらに個性を感じます。
6/5 【春日教室】ホームページのコメントを読み描きかえたり、ホームページを読まなかったり・・・良くなったり、悪くなったり・・・
【春日】2年るりちゃん


前回の終わりにお母さんに「選んだ写真がむずかしすぎる」と話をしていたら、るりちゃんが「スイカの絵を描く」と言っていました。
大正解ですね。
力強く堂々した作品になりました。口と指も良く表現できていてとてもおもしろい。
目の瞳が横を向いているのもポイントですね。
【春日】2年るなちゃん


描き変えていたのですね。
たぶん塗るのが大変、特にクジャクの羽の所が1本線が多く塗れないと判断したのでしょう。
描き変えたものには1本線がなくなり塗りやすくなっています。
しかし前の物は繊細で魅力的。
西鉄電車のあの細かい作品を仕上げたのるなちゃんですから、塗れそうに思えましたが・・・
墨汁の作品もいいです。この作品で頑張りましょう。
【春日】3年こはるちゃん


コメントを読んで修正できています。
歯を小さくしたので大きな口になりました。
また、右の子を左に倒すことで作品に動きがでました。
笑った表情から眠った表情に変わりこれもいい。
不必要な手もなくなりすっきりしました。
【春日】4年まもるくん


なぜこうなった?・・・・
上のスイミングの作品は動き・遠近・重なりや表情もありとてもいい作品。
おもしろい。
ホームページでしっかりほめていたのに、まもるくんは普通の鳥の絵を選んでいました。
発表会の時「この絵じゃないよな」と僕が気づくときもありますが、今回は全く気づきませんでした。
ホームページを読んでいないとこのようなことになります。
残念すぎる!
次回、墨汁のやり直しをさせます。
【春日】4年えいじくん


トビウオを上にも描き、ブリの尾を上に向けてよくなりました。
いい感じのタコも足にからませました。
えいじくんは「魚介類」が得意そうだから、このような作品を増やせばいいと思います。
【春日】5年こうじくん


大きなアリではあるが、アリは足が細く着色の範囲がとても少ない。
アリの群れをイメージさせて増やすようアドバイス。
もっと大小、重なりなど組み合わせたかったのですが、こうじくんが6匹加えたところで墨汁にしました。
何とかアリの群れを感じる作品となりました。
あとはこうじくんの着色に期待しましょう。
【春日】5年もちかちゃん


寂しかった下描きの背景にコメントを受けてもちかちゃんがサルを増やしました。
サルの大小・遠近・遠くの山と木など、にぎやかさもでてとてもよくなりました。
【美しが丘】4年まゆちゃん

『基礎基本』突っ立った(垂直線)の人物はバツ!突っ立った人物には動きがない。
左側の人物を右へ大きく傾けることで作品に動きがでて左側に空間もできる。
【美しが丘】4年じゅんくん

とても面白い作品。
さらに良くするには・・・
『基礎基本』突っ立った(垂直線)の人物はバツ!突っ立った人物には動きがない。
どちらかの顔を傾ける。少し重ねる。
これだけで面白さに動きが加わる。
【美しが丘】4年しゅんくん

『基礎基本』『下描きの一丁目一番地』大きい物・長いものから描く・・・または、それをどこに描くかイメージする。
最初の顔の長丸、または顔の外側の場所と大きさが間違っているから右に大きな空間ができた。
一丁目一番地が理解できていないとこうなります。
しかし、この絵を救った物がある。
右に大きく傾いた人物・大きなトウモロコシがとても面白い。
さらに背景のトウモロコシの茎と葉の規則正しく細かい描写がこの作品を面白く新鮮にもしている。
【美しが丘】4年けいくん

むずかしいサルを面白く表現している。
主役のサルが対角線の構図をつくっている。
左のサルは小さすぎる。
【美しが丘】4年こころちゃん

苦戦していた人物画から動物画(不格好な動物は面白い。カバ・ゾウ・牛)に変更して大正解。
大きな鼻が対角線上にあって(大きく傾き)動きをつくりだしている。
その両側に大きな耳。
下には細かな草花。
大きな物と草花の対比がとてもいい。
着色はゾウの大きさ・重さを表現をしなくてはいけません。
濃く何度も塗り重ねる。
【美しが丘】5年あおいちゃん

カップに入った氷の写真を大小3~4つ持ってきて、描き始めた。
『えっ! こんなかき氷を描くの?』と思ってしまいました。
ところができあがりを見るとこれがとても面白い。
愉快なほど笑い出しそうなほど面白い。
上から下にミツをかけているところも作品にプラスになっている。
【美しが丘】5年みくちゃん

みくちゃん得意のワンちゃん。
主役のワンちゃんの傾きがあり表情もいい。
左右に人物の顔も入り、主役と脇役の関係をうまく表現している。
【美しが丘】6年こうすけくん

夏の自由画になると必ず汗をかく少年を描くこうすけくん。
涙を描く人は多いが、汗を描く人はまずいません。
そこがとても面白い。
汗だらだらをうまく表現してください。
【春日】2年るなちゃん


るなちゃんはクジャクの美しさを表現したいのでしょう。
作者るなちゃんの主張・意図するところがとても伝わる作品です。
自由画とは本来このようなものでしょう。(もっとも描きたいものを自由に伸び伸びと)
るなちゃん特有の細かい下描きに個性を感じます。
【春日】2年うたちゃん

まさに「おもしろい」と思わせる作品。
大きな顔と大きな口、たぶん歯を診ている両手が手前にあるようです。
左側の手は指があるのでよくわかりますが、右側の手に指がないのでわかりづらいです。
歯に指をかけたところを描き足しましょう。(細い指にならないように)
【春日】2年ゆづきちゃん


ゆづきちゃんは一輪のバラを大きく描きました。
着眼点がとてもいい。
塗る面積と単純な形なので着色しだいです。
2枚目は「枯山水」です。
大きな写真を見ながら描いていました。
わび・さびの世界が絵になるだろうかと見ていましたが、完成した作品は妙に面白い風景になっています。
【春日】3年みのりちゃん

フラミンゴが一回転して円を描いている構図がとても面白い。
残念なのは手があるのに、人物がいないことです。
左側に人物をしっかり入れましょう。
【春日】3年こはるちゃん

車の後部座席で口を開けて眠る姉妹です。
寝ているところ、口を開けているところ・右側に大きく傾いているところがポイントです。
とても面白い作品です。
口はもう少し歯を小さくすれば、もっと開けた感じになるのではないでしょうか。
シートベルトがわかりづらいです。
服の模様が「ピザ」などを抱えているようにみえる。
【春日】4年えいじくん

少年が大きな魚を抱えています。
とても面白い。
魚が傾き少年も左側に傾いています。
何よりいいのは魚の大きさ。
少年の手をもう少し大きく爪も描きましょう。
更に面白くなる発展性があります。
右にトビウオがいます。
空にもっと飛ばしましょう。
左のタコはとても描き方がとても面白い。
もっと増やしましょう。
少年のい足に絡ませましょう。
わかりやすい作品で面白く、自由画の良さがだせている。
【春日】4年まもるくん

何が面白いか・・・男の子の表情がすばらしい!
傾いた体と顔、動きが異なる右手と左手、ズレた水中メガネ
【春日】5年こうじくん

「アリ」です。
アリは面白い。が、小さかったり細かったりでどうしても力強さが足りなくなりがちです。
着色を考えても塗る面積が少ない。
もう少し小さな「アリ」を周囲にもっと増やしましょう。
【春日】5年さえちゃん


さえちゃん得意の「イモリ」
1枚目の方が構図がいい。イモリの向きがいいから力強い。
左の方に重なるようにもう1匹の大きな顔を入れたらいいのでは。
2枚目も左側に追加させましたが、小さいです。
巨大な顔がいい。
【春日】6年ひかるくん

キャンプの普通の風景ですが、オレンジ色の大きな炎と煙を描き足せば面白くなりそう。
炎と煙をどのように描くかでしょう。
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