吐出した発想力の下描き! 美しが丘 6年紗慧ちゃん 2023.10.1

6年さえちゃん とてもいい。問題は横位置に間違えられないような工夫がいる。例えば背景に遠くの山。例えば背景に時計(12.3.6.9の数字がはっきり見える)、カレンダー(2023年10月とはっきり読める)など・・・

まずは「ファミリー!家族」1枚目下描き
多くの子が頭が上で体がしたのごく普通の人物を描きました。
ところが6年紗慧ちゃんは頭と体が横位置です。
「どうすれば面白い構図になるか」「どうすれば普通でない構図になるか」を考え抜いています。

紗慧ちゃんは5月から12月まで8ヶ月順番待ちをして1年生の1月に入会しました。
「学校生活に少し慣れてから入会させようとしたら順番待ちでした」と入会の時お母さんが言われた言葉を今でもよく覚えています。
この頃から順番待ちが続くようになり半年以上待ったのは紗慧ちゃんが最初だったと思います。
入会後すぐに描写力と個性があるのがわかり、以後入賞の連続です。
ただ、「弥生の里児童画大賞展」のテーでは2年連続して、「ストーリー性が乏しい・なんで先まで考えて下描きしないのか・先まで考え計画すればもっといいストーリー性のある絵になるのに・・・」と。

しかし、もうすぐ6年生の卒塾を目前にしてこの作品です。

いくつかの写真を向きを変えながら組み立てているのだと思います。
3つの顔を見てください。
一番下と真ん中にすき間をいれています。
真ん中と一番上は重なっています。
そして、一番上だけがこちらを見ています。
3つの手を見てください。1つは足の下に、あと2つは一番下の子の頭と顔に重なっています。
見事ですね。
僕が常々伝えたことが活かされています。

続き 「1つの作品ひとりの子ども」