６月｜春日大野城筑紫野小郡「小学生絵画教室」【画塾】

【南ヶ丘】２年ゆかこちゃん

左側３回目、この状態でゆかこちゃんは「これからどうしようかな・・・」と迷っているのがわかりました。
４回目で主役の砂山を濃くし、５日目ではさらに人物や背景も濃く色の工夫をさせました。
見ちがえるほど、強く主張する作品ができあがりました。
２年生ですがアドバイスをよく理解し実行できました。

【南ヶ丘】６年こうくん

左側の４回目は形がわからなくなったので、黒い絵の具で縁取っています。
最後にこれをすると台無しになります。
「はっきりできなかったから黒い線で縁取った」と言っているのと同じです。

５回目で黒い毛、縁取りの黒線を消させました。
上から何度も絵の具を重ねた結果、とても重厚で強烈な面白い作品になりました。
４回目と５回目の差は大きいです。
こうくんもアドバイスを理解し修正できたから作品が蘇りました。

【春日】４年あかねちゃん

着色が進むにつれ人物が目立たなくなりましたので、最後に広げた大きな手を重ねさせました。
構図的にはとても面白い作品になりました。
手の色も変化があり素晴らしいです。
人物の肌色・服の色は工夫がありませんが、砂利の色を見てください。
ただのグレーではなく、色の変化・色の工夫を見ることができます。
あかねちゃんは砂利の色を塗りながら「混色・色の工夫」を学習したのではないでしょうか。
最後に描かせた大きな手に活かされています。

【春日】３年ちさきちゃん

５回目で色を濃く、鮮やかにすることができました。
鮮やかな色と濁った色ともに美しいです。
「大きすぎる大根」がこの作品の全てです。
傾斜した女の子も見逃してはいけません。
突っ立った女の子ではダメです。

【天神の森スケッチ大会】『人賞』大野南３年ももかちゃん

ももかちゃんのカメはどちらもいい色をしているのですが、１枚目はカメと池の色がほとんど同じでせっかくのカメがよくわからなくなりました。
２枚目を描かせたのですが、やはりカメは素晴らしい色づかいです。
しかし、丸い岩はやはりカメと同じ色で塗り始めましたのでストップをかけ、２枚とも提出の日に持参させました。

黒い池の色と岩の色を拭き取り、色を明るく塗り直させました。
※うまくいかない時、上から濃い絵の具で消して描き直す人が良くいますが、色が混じり汚くなったりベタベタすぎて見た目も悪くなりがちです。
絵の具で消すのではなく、筆と水・ハンドペーパーで拭き取るのです。
１枚目も２枚目と主役の「カメ」が引き立ちました。
出品に関しては、２枚目が丸い大きな岩と首を伸ばしたカメに動きがあり、構図的には断然２枚目ですのでこちらを出品することとしました。

見事、百花ちゃんは３位の『人賞』受賞

【美しが丘】２年ゆうせいくん

ゆうせいくんの４回目と５回目の比較はどうでしょう
鉛筆で細かく描かれた羽根に墨汁が入り、一つ一つのますを墨汁の線が消えないように塗っています。
もう少し色の変があってもよかったと思いますが、まだ２年生になったばかり、そのうちわかってくるでしょう。
指と緑のトンボはさらに「光と影」の表現が進み、「トンボの作品」というより私には「光と影」「明と暗」の作品に思えます。
見事な作品です。

【美しが丘】３年けいくん

人物を中心に服が少し黒くなりましたが、混色や工夫が進み迫力が増しました。
鮮やかでとても力強い作品です

【美しが丘】３年みはるちゃん

上は４回目
完成作品は随分よくなりました。
雑さが目立っていましたが、もう一度丁寧に人物を中心に着色を加えることで雑さが消え、人物が浮かび上がるようになりました。
上の作品では目立ちすぎていた墨汁の線がほどよく消えました。
木々や空の背景も色が濃く鮮やかになっています。
丁寧にしっかり描き込んだ作品になりました。

【美しが丘】５年なつきちゃん

力強いスイカの絵が完成しました。
鮮やかで強烈な、いい作品です。
今までとは異なり成長した着色を感じます。
しかし、よく見るとまだ注文を付けたいヶ所がありますね。
大きなスイカの下が砂浜と同じ黄色はおかしいでしょう。服でしょう。
そして砂浜が平面的に塗られてつまりません。
奥の方は遠いのですからもっと白っぽく、波がありません。
波が打ち寄せるでしょう。
貝殻なども少しあっていい。
まだまだ頑張って下さい。
さらによくなるはずです。

【美しが丘】４年かほちゃん

しっかり塗り込められた力強い作品です。
赤・黄・青・緑などの鮮やかな色はありませんが、褐色系とグレー系の美しい色彩です。
特に台・容器やハシ・フライパンなど単純化された形と色がとても美しいです。

主役の人物の「鼻とまゆの黒線」はどうした。
となりの人物の鼻とまゆには黒線がないのに・・・
今日、「最後になってよく黒線のふちどりをする人がいる」と３度程言いました。
ふちどりではありませんが同じような物です。
なぜ、黒線を描いたのか・・・

【南ヶ丘】５年あきひろくん

カメはサイケ調でとてもいいです。
背景がつまりません。
同じようにサイケ調にしないと・・・

【南ヶ丘】１年ナイアちゃん

少し形や模様が崩れかかってきて、かえってよくなりました。
整った形をきれいにぬってもつまりませんから。
背景はどうするのでしょう。
このまま背景を塗っても、ただ「図鑑からチョウを集めました」だけになりそう・・・

【南ヶ丘】２年ゆかこちゃん

主役の砂山が濃くなり存在感が出てきました。
主役らしい強さと存在感です。
下描きの時の「おもしろさ」が復活しました。
次の時間は肌色の工夫が中心です。

【南ヶ丘】５年まおちゃん

不気味さを維持したまま着色が進んでいます。
いい感じです

【春日】４年あかねちゃん

着色が進むにつれ、人物が目立たなくなったしまった。
やはり人物の小ささが原因であろう。
右側から左へ「手の先」を追加してはどうだろうか。
小さな手の先では意味がないが大きめの手の先を中央の人物のスカート当たりと重ねて追加すると、奥行きも加味されてよくなると思うが・・・

【美しが丘】５年なつきちゃん

「意地」ですね。見事な「意地」です。こうでなきゃ！
左の１枚目、動きのないおもしろくもなんともない作品です。
なつきちゃんは１年生の４月から入会した女の子。
２年・３年生では１位の奨励賞や最優秀賞をとり入賞の常連でしたが、４年生でその勢いが止まりました。
低学年の時、いい賞をいくつも取る生徒は４年生になると急に減速することがよくあります。
今までは自由に思いのままに描いていたことが、４年生になると「こうあるべきだ」と形や色が見えてくるからだと思います。
伸び伸び描いていたものが、こぢんまりしたものになっていました。
５年生もこのままで終わるのかなと思っていたところ、お母さんからメールで新しい絵の下描きが送られてきました。着色していたものとは全く違う、別のものを「意地」で描き直してきました。

２枚目の主役は「大きな口」と「スイカ」です。
口を大きく開け、歯も描けるか・・・ここが大きなポイントでしたが見事描けていました。

今日は墨汁から始めて着色までいきました。
肌色の美しいこと。口やスイカの赤も鮮やかで美しいです。
背景は海辺ですね。

【美しが丘】３年けいくん

色の作り方・混ぜ方が理解でき始めているように思えます。
２年生までは、いつも色が黒く濁っていました。
たぶん筆の洗い方が雑で、さらに洗った後の水も拭き取れていなかったのだと思います。
３年生になり、やっと筆の洗い方拭き方がわかったのだと思います。
鮮やかな見事な色調の着色です。

【美しが丘】２年ゆうせいくん

見事な美しさです。
特にいいと思うのはていねいさと「光と影」「陽と陰」の表現が素晴らしいです。
手の光と影、トンボ胴体の光と影、生まれ持ったセンスですね。素晴らしい。
羽根に細かい線を入れさせました。
これによりトンボの羽根がわかりやすくなると同時に緻密なところとそうでないところの対比もおもしろくなるはずです。

【美しが丘】４年てれさちゃん

変化や動きのない下描きでしたが、上から絵の具に強弱をつけて重ねることで深みのある作品になりつつあります。本人はよくわからないそうです。まだ、３作目ですから仕方ありません。
画面上の背景も鉛筆でていねいに下描きをして塗ればいいのですが、筆で直接した描きをしては私が「だめ出し」をしています。

【美しが丘】５年さえちゃん

さえちゃん得意の見事な「ネコ」の絵が完成しました。
いいところで止めさせた方がいいと思いましたので、２枚目に入りました。
２枚目は「白と黒」の無彩色で描かせるつもりです。
最後にワンポイントで有彩色を使ってもいいかもしれません。

【南ヶ丘】３年ふうかちゃん

あいきょうのあるカメとコイがいいです。
やはり右側グレーの(橋脚ですね、今わかりました。赤いのは赤橋ですね)橋脚がきいていますね。
グレーの橋脚がしっかり目立つように、橋脚の周りは白っぽい色がいい。
池の色が汚く濁りすぎないよう注意して下さい。

【南ヶ丘】２年あつひろくん

いい色です。
強烈でいいです。
魚に見えるでしょうか。
ヒレがそれらしくないですね。

【南ヶ丘】５年みなとくん

大変　牛らしい作品になりつつあります。
牛の特徴がよく表現されています。
後ろ足はそのままですが、あまり目立たなくなりました。

【南ヶ丘】５年あすみちゃん

あすみちゃんの優しさが画面から伝わります。
いい色になっていますね。
混色の意味がだいぶわかってきたようです。

【南ヶ丘】５年あきひろくん

あきひろくんらしいサイケ調の作品になりつつあります。
首の模様・色と甲羅の色がいいですね。

【春日】４年ようきくん・そうめいくん

ようきくんは来週からの着色４回目と５日目をどうするのでしょう。
まさか時間が余ったりしませんよね。
時間が余る作品は単純すぎたり色の工夫がないから余ります。
色はそれなりに工夫の跡が見えますがただ馬を描いただけで、単純すぎておもしろくありません。
躍動感があったうまのたて髪もいつの間にか直線の棒に変わっています。
背景に細かいものをたくさん描くことで少し変わるのではないでしょうか。
緑の葉を点点で塗るのは手抜き以外の何ものでもないです。
葉を描くなら１枚１枚丁寧に墨汁で描かないと丁寧さや気持ちは伝わりません。

そうめいくんもこれからどうするのでしょう。
そうめいくんも単純だからつまらないです。
色の工夫はありますが、これ以上色の工夫をしてもそう変わらないでしょう。
やはり背景の工夫が必要でしょう。
遠近を感じさせる、遠くの細かい背景がこの作品を助ける方法でしょう。
すき間に遠くの森や山・雲などの細かい風景があれば変わるでしょう。
または、カメレオンがながい舌で獲物を巻き取り食べようとしているところを、リアルに表現できたおもしろくなるでしょう。
６年生で表現力は抜群のそうめいくんですので両方やるべきです。
まだまだ時間はたっぷりあります。

【春日】３年ちさきちゃん

やはり「これでもか」の大きな大根と傾斜した人物の組み合わせに動きがありとてもいい作品です。
着色はまだ色の工夫はありませんが丁寧に墨汁の線を残しています。

【春日】４年ゆなちゃん・４年はやとくん

ゆなちゃんのとてもおもしろい横向きの顔が、墨汁の線が太すぎて目や口などが壊れてます。
そのようにホームページで書いていたら、もう１枚下描きをしてきました。根性です。
「竹ペン」の使い方を見せてもらったところ、やはり間違っていました。
使い方を教えると右のような作品になり、目や歯がつぶれていません。
ここにもう少し太い墨汁の線を入れ強弱を強調するとさらに良くなりますが、急には無理でしょうから今回はこれで良しです。

はやとくんも根性で、もう１枚描いてきました。
最初の作品はつったった馬で動きがありませんでしたが、右の作品は馬が大きくなり躍動感が出ています。

【美しが丘】３年みはるちゃん

「美しい肌色」
黄土系というかベージュ系というか、美しすぎる肌色です。
肌色はとても難しく、汚くなりがちなので「ピンク系の肌色が美しい」と自画像などではそう伝えてきました。
しかし、みはるちゃんの肌色はピンク系ではなく「土色系」です。
それがとても美しい。見事な肌色です。
みはるちゃんが入会後、最初に描いた「自画像」の肌色を思い起こします。

【美しが丘】３年けいくん

今回も強烈な色彩でいい感じに進んでいます。
このペースでいくと２枚目にも突入できますね。

【美しが丘】２年ゆうせいくん

美しい青と肌色の世界です。
混色しても濁りがないからすごいです。
２年生の作品には思えません。

【美しが丘】５年なつきちゃん

なつきちゃんはなぜ右の作品を選ばなかったのだろう。
大きな主役、傾斜した肩、右手と左手の違い、スイカもいい。
絵に動きとバァージョンアップする可能性があります。
スイカにかぶりついてる所を表現できるともっとよくなる。
後の人物は意味がない。
後に描くなら重ねて顔だけでもいいと思う。

【美しが丘】４年かほちゃん

美しが丘教室にもう１人根性持ちがいました。
４年かほちゃんです。みぎのさくひんを自宅で描き追加しました。
後の人物が頭を傾けたので動きがある作品になりました。

【美しが丘】５年みづきちゃん

着色の振替に南ヶ丘教室にきました。
着色より「アサガオ」の下描きが平面的でおもしろくない(あらためてみると悪くない)ので、新しく下描きをするようメールで連絡しました。
根性のある子ですから、なんとかすると思いました。うまくいかなくてもすでに「アサガオ」の下描きはあるのですから・・・
人物が苦手と言っていたのであえて難しい人物に挑戦させました。
得意なものをサラサラッと描くより、ぎこちない線や形になりながらも難しいものに挑戦させた方が「いい絵」になりやすいです。
雲梯の３人を描きましたが、どうでしょう。
いいですね。動きがありますね。
これに重なった人物があればもっといいのですが、今回はこれで十分でしょう。

【南ヶ丘】５年みなとくん

いいです。
いい感じです。
おもしろいとは言えませんがいい感じです。
うまいとも言いません。
うまかったらつまりませんが、いい感じだからいいです。
おもしろくないのはただ写真を写しただけだから。
みなとくんの「牛のここがおもしろい」や「牛の白黒の模様がおもしろい」などの考えが見えないからです。
左の牛、後ろ足が変です。
石垣の上にあります。

【南ヶ丘】３年ふうかちゃん

天満宮スケッチの「カメとコイ」をもう１枚描きました。
なかなかおもしろいカメとコイの表現です。
右側のブロックの仕切りみたいなものの表現も上から見ている感じておもしろい。

【南ヶ丘】５年まおちゃん

怖そうで異様な雰囲気をよく表現しています。
まおちゃんの力作ですね。
ここからどう着色していくのが楽しみです。

【南ヶ丘】５年あすみちゃん

あすみちゃんらしく、明るく伸び伸びした作品です。
女の子の表情もいいです。
後の木が少し邪魔をしているような・・・
着色の時、木をはっきりさせない方がいいでしょう。

【南ヶ丘】２年あつひろくん

むずかしい「魚」です。
真正面からとらえることで、大きく勢いのある魚になりました。

【南ヶ丘】１年ナイアちゃん

左作品は１年生にしてはうますぎます。
いわゆる「うまい絵」です。
ナイアちゃんはチョウが大好きでそれを絵にしました。
日頃からチョウの絵を描いているのでしょう。
まるで図鑑に登場するような絵です。
みんなに「うまいね」といわれます。
しかし、うまい絵で終わっているから、ちっともおもしろくありません。
「いい絵」とは思えません。
「うまさ」を「個性」に変えなくてはいけません。
羽根の模様をたくさん丁寧に描かせました。
どうでしょう。
形のうまさより羽根の模様に目がいくようになりました。
うまさが消え個性が見えはじめました。
背景も工夫したらさらによくなるでしょう。

【春日】５年いおりちゃん